ジョジョ・ラビット 原題_Jojo Rabbit

私は戦争映画が非常に好きなのだが、私の周りには戦争映画が好きという人がいない。だがそれは嫌いなのではなく、目を背けたくなるほど残酷で重いテーマを受け止められるほど心の準備が出来ていないだけのように思う。しかし昨日、そんな人にこそオススメしたい1本と出会った。舞台は第二次世界大戦末期のドイツ。「ヒトラーユーゲント」の少年ジョジョは、空想上の友達“アドルフ・ヒトラー”と戦争を憎み平和を願う優しい母親と一緒に楽しく過ごしていたが、ある日家の隙間に母がユダヤ人の少女を匿っている事を知ってしまう…。ドイツが劣勢にも関わらず、明るくいつも笑顔のジョジョを見ていると、なぜだか私も笑顔になれる。大切なのは「愛」を心から感じ、分け与えることなのだ。日本人は自分の気持ちを中々出そうとしないため、愛を伝える人は少ないように思える。だがそれは人生を歩んで行く上で、とても重要な行動になり得ると思う。恥ずかしさがあるなら、ジョジョのように空想上に友達を作るのも良いかもしれない。笑顔や幸せは感情をつたって連鎖していくはずだからだ。

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