プーと大人になった僕/原題 Christopher Robin
100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない
〓DATE
2018.09.17 月曜日 12:10 Screen10
〓 FILMMAKERS
監督 マーク・フォスター、原案 A.A.ミルン、配給 Walt Disney Japan
〓CAST
ユアン・マクレガー(クリストファー・ロビン)、ヘイリー・アトウェル(イヴリン・ロビン)、ブロンテ・カーマイケル(マデリン・ロビン)、マーク・ゲイティス(ジャイルズ・ウィンドロウ)
〓ご注意
以下の文章にはネタバレを含みますのでご注意ください。
〓概要
幼かったクリストファー・ロビンもやがて寄宿学校へ行くため、100エーカーの森で共に遊んだプーらとの別れの日を迎える。
やがて、イヴリンとの結婚、戦争への出兵、そしてビジネスマンとして今は不本意ながら休みも取れない生活を送る日々だ。
そんなある日、プーさんがクリストファーのいるロンドンに突如現れる、プーさんの話す内容はとてもシンプルだが、胸打つ言葉だらけだ。
この作品は子供や女性のみならず、世の多忙なお父さん方にも是非、観て頂きたい作品だ。自らの仕事と同じ境遇に出くわした事もきっとあるはず、自分の仕事を見つめ直す良い機会を与えてくれるだろう。
〓cinemaeyes
監督マーク・フォスターさん、これまで『チョコレート(2001)』、『ネバーランド(2014)』、そして『007/慰めの報酬(2018)』などジャンルの違いが大きい多様な作品を手掛ける。
クリストファー・ロビンの妻役のヘイリー・アトウェルさん、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)』などのマーベル作品やドラマ『ペギー・カーター(マーベル)』ではアクションをこなすペギー・カーター役、本作と併せ1900年代の役柄がハマっている。きっと、彼女の顔立ちが1900年代らしいのだろう。
クリストファー・ロビンの娘役のブロンテ・カーマイケルちゃん、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2017)」ではゲイリー・オールドマン(チャーチル)が地下鉄に乗車するシーンに登場したあの女の子だ。本作では素直で健気な賢さを上手に演じている、この作品の引き立て役としてたいへん重要な役柄だ。
2018年7月に公布された「働き方改革関連法」、その後、企業の働き方に様々な反応を与え、カイシャでの飲み会のあり方さえルール化されるようになってきた。それにしても、この映画公開と法案成立はとてもタイムリーなものとなった。
プーさんとパディントン、それにピーターラビットも併せてユルフワキャラクターと呼ばれている。今年はユルフワキャラの作品が多く公開されている。プーさんはぬいぐるみの熊、パディントンはペルーの山奥の熊。両者とも多忙な現代を一瞬立ち止まらせてくれるキャラは共通だ。