『キングスマン ゴールデン・サークル』

監督:MATTHEW VAUGHN、製作総指揮:MARK MILLAR、配給:Twentieth Century Fox Film Corporation、公開:January 5th,2017(in Japan)

イギリス ロンドン サヴィル・ロウ の高級ショッピングストリートにある高級紳士服店を本拠地とするイギリスのスパイ組織「キングスマン」の2作目。

今回、たくさんのキングスマンのスタッフの命が失われる、それはエグジー(Taron Egerton)の色恋沙汰でキングスマンのコンピューターシステムへの侵入を許してしまったのが一因、アメリカのスパイ組織「ステイツマン」の支援を仰ぎながら、世界最大の麻薬組織(GOLDEN CIRCLE)を壊滅させ復讐を果たすというストーリー展開だ。

冒頭、キングスマン仕様のロンドンタクシーでのアクションシーンで圧倒される、丁度、トヨタからロンドンタクシー似のJPN TAXI が登場した直後でもあってギミック満載のカーチェイスに目を釘付けにされる。

エグジーの色恋沙汰と言ってもそれは王家の王女との恋愛だからレベルが違って冷や汗ものだ、AppleiPhoneMacBookで二人の難局を乗り越えていくのを見るのは楽しい限り。

数々のギミックの他にもこの作品の価値を圧倒的に高めたものはサー・エルトン・ジョン(Sir Eiton Hercules John)の登場時間の多さだろう、単なるカメオ出演を超えて名曲をピアノ演奏しながら歌ったり、敵をやっつけたりするのだから堪らない。

1作目よりなんとなく007にも似た印象のある本作、マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)監督は007に憧れて育ち、父親代わりにマシューへ支援したロバート・ヴォーンこそは「0011ナポレオンソロ」の主役だ。

最後、ステイツマンにおいて次回作へつながる人事異動が発表された、次回作が楽しみだ。(toshi)